美味しい昆布はウニにも好かれます。
昆布は自然の海に育つものなので、いろんな表情があります。成長の度合いによって形が変わったり、他の生物に食べられたりして、全く同じ形の昆布はありません。
綺麗で大きな昆布から順番に等級が決まりますが、今日はその番外編。特徴によっていろんな等級があります。白・棒・養(養殖)などわかりやすいものから、カキ、虫(!)、雑、早、別、など、名前を聞いてもどんな昆布かわからないものまで、また地域によっていろいろ違います。
生の昆布を干すときに見られる、ウニに食べられた跡など。
半乾きのときの跡。
先月仕入れた、真昆布のなかに”傷”の等級があったので、写真に撮ってみました。昆布の名前は宇賀産天然真昆布沖折1等傷。この名前だけで何に使われる昆布でどのように育ったか、また折りたたんである長さ、傷の状態・レベルがわかる、という。すでに呪文のようですが。でも年によって厚みや色など、または等級全体が変動したりすることもあり、なかなかあなどれないです。
ウニに食べられた跡です。
鎌で引っ掻いた傷かな?
ウニの食べたあとを切り取った穴。