昆布の産地
昆布は主に北海道・三陸で採取されます。
地域により昆布の種類が違い、また天然のみ・天然と養殖・養殖のみ、など様々な生産方法が取られています。ここでは、主な産地を紹介します。
利尻昆布
稚内から利尻・礼文島にかけて、北海道の上端の尖ったところと島の地域。主に利尻昆布が採れます。
北海道本土北部:稚内・声問・宗谷・抜海・枝幸・雄武・紋別
利尻島:鴛泊・鬼脇・仙法志・沓形
礼文島:船泊・香深
真昆布
道南 函館を中心とした、北海道左下端のしっぽのようになった部分の地域。主に真昆布・がごめ昆布などが採れます。昆布の仕立て・種類により、白口浜・黒口浜・本場折浜・場違折浜などに分かれます。
- 白口浜 切り口が白い真昆布で、尾札部・川汲・木直・臼尻・安浦・大船・鹿部などが含まれます。
- 黒口浜 切り口が黒い真昆布で、椴法華・尻岸内・古武井・恵山・日浦・東戸井・戸井などが含まれます。
- 本場折浜 短く折りたたんだ仕立ての真昆布で、小安・石崎・宇賀・根崎・函館などが含まれます。
- 場違折 本場折以外の湾内の浜で、上磯・当別・知内などが含まれます。
日高(三石)昆布
三石あたりを中心に、北海道の真下の尖ったところの左っかわの部分の地域。主に日高(三石)昆布が採れます。昆布の浜格差(品質・値段の等級)により、特上浜・上浜・中浜・並浜などと呼ばれます。
井寒台・浦河・萩伏・三石・春立・静内・新冠・厚賀・紋別・富浜・鵜苫・様似・平宇・冬島・近笛・本幌・歌別・歌露・東洋・襟裳・庶野・目黒・音調別・広尾
三陸
- 岩手・宮城 主に真昆布を養殖しています。